しがさかのブログ

関越・羽越ウォーク(神奈川県〜秋田県)の記録など

カムイ・カイコウ(一)

この雪の下り坂はどこまで続くのだろう?

 

俺は道央自動車道旭川から札幌方面に走っていた。旭川鷹栖ICを通過したのが30〜40分前。それからの数分でまとまった長さのトンネルを2〜3本抜けて長い下り坂に入った。速度規制がかかっているのを道路情報板や標識で見たわけではないが、路面全体がうっすらと雪に覆われているので、時速50kmで慎重に走る。

 

トンネルを抜けたときは、これは神居古潭の山地を抜けて深川の平地に向けて下りていく坂だと思っていた。でも、それにしては長くて急だ。深川の先、滝川、岩見沢と標高は確かに下がっていくが、これだけ急勾配が長く続くと地底に潜ってしまうのでは?

 

新千歳空港でレンタカーを借りたのが5日前。ドライブ初日に雪が厚く積もった道に入ったときはこの先どうなるかと思ったが、ここまで事故も立往生もなく走ってこれた。帯広で食べた豚丼はおいしかったし、網走で見た流氷はきれいだった。今日は層雲峡で温泉に入り、札幌に移動してホテル泊。翌朝新千歳空港でレンタカーを返して東京に帰る予定だ。

 

ただ、何だこの道は。ドライブ初日以上の不安が頭をよぎる。気がつけば積雪もドライブ初日以上になっていた。車のスピードも無意識のうちに時速30kmまで落としていた。