関越ウォーク 街道ルート 13. 中山〜猿ヶ京
2016年9月4日(日)
三国街道
距離: 22.7km
経路: 関越ウォーク 街道ルート 13. 中山〜猿ヶ京 - Google マイマップ
中之条町内の旅館からバスで中山本宿に移動し、続きを歩きました。
バス停から1.2kmで新田宿経由の道と合流。続けて県道36号とも合流します。
県道36号の登坂車線が始まった少し先に街道一の清水があります。長岡藩主のお気に入りの水でした。
トンネルの手前で斜め左に入って県道36号から離れます。その先は細い峠道を上っていきます。
塩原太助馬つなぎの松です。今あるのは2代目で、初代の松は2006年に枯れました。
塩原太助が故郷の新治村から江戸に出る際、ここで愛馬「あを」を松に繋いで別れたといわれています。彼は後に大商人になり、公共事業への巨額の投資も行いました。
塩原太助馬つなぎの松から少し進むと金比羅峠があります。 標高はおよそ820m。高山村からみなかみ町に入ります。
峠を下った後、村主八幡神社に立ち寄りました。写真左側の欅は目通り6.7m、高さ24mの巨木で、樹齢600年らしいです。
村主八幡神社から県道36号を西に1.2km進むと塚原宿の石碑があります。
塚原宿の石碑を見たら今度は東へ。国道17号に出て赤谷川を渡りました。
赤谷川を渡ってから西に2.3km進むと塩原太助翁記念公園があります。写真は「塩原太助翁之碑」と「塩原太助と愛馬あお別れ之像」です。塩原太助の生家はこの近くにあります。
国道17号を進み、下新田交差点、今宿交差点、布施交差点を通過。それぞれ宿場の名前が交差点の名前になっています。最後の布施交差点で左折して国道17号から離れました。
布施交差点から1.1km進むとスノーシェッドがあります。この中で猿を見ました。
坂を上っていくと須川宿です。この道は1996年に歴史国道に指定され、それに伴い三国街道としての姿を復元する整備事業も行われました。この辺りは「たくみの里」とも呼ばれており、そば打ち、こんにゃく作り、竹細工、木工、和紙、陶芸など多種多様な体験工房があります。
逆桜バス停付近からは国道17号。しばらく赤谷湖に沿って進みます。
相俣交差点の手前に千葉市の標識があって驚きました。ここを歩いた当時は知りませんでしたが、相俣交差点を右折して県道270号を入っていったところに高原千葉村という千葉市の施設があり、市民ロッジ、青少年自然の家、林間キャンプ場などを備えていました。2019年3月に廃止されましたが、2020年9月〜11月には施設譲渡先のみなかみ町によって期間限定でキャンプ場が運営されました。
相俣交差点を通過。相俣も宿場の名前です。奥にコンビニが写っていますが、国道17号を下り方面に走る場合、ここが群馬県で最後のコンビニです。ここを過ぎると、越後湯沢の市街地に近づくまでの38kmの間、コンビニはありません。
赤谷湖。1952年〜1959年建設の相俣ダムによってできたダム湖です。
赤谷湖を西に回り込むと猿ヶ京宿です。現在も温泉街が広がっています。
猿ヶ京には関所もありました。その跡が資料館になっています。