羽越ウォーク ~After Mikuni~ 7. 越後寒川駅〜あつみ温泉駅
2021年5月3日(月・祝)
国道345号 / 国道7号
距離: 23.8km
経路: 羽越ウォーク ~After Mikuni~ 7. 越後寒川駅〜あつみ温泉駅 - Google マイマップ
越後寒川駅から少し歩き、羽越本線の踏切を横断。その先は国道345号を北上しました。
越後寒川駅と勝木駅の中間ではこんな光景が見られます。国道345号の山側の車線だけがシェッドに覆われています。羽越本線の旧線跡らしいです。
シェッドが終わると「水曜どうでしょう」の有名な事件、「だるま屋ウィリー事件」の現場に出ます。歩道の柵に貼られたステッカーやだるまが目印です。
勝木駅を過ぎると国道7号に出ます。左折して鶴岡・酒田方面に進みました。
トンネルが3本。左から順に羽越本線の旧線、国道7号の旧道、現在の国道7号のトンネルです。右の国道7号のトンネルを通りました。
トンネルを歩いていると、車がトンネル内を走っているかどうか音で分かります。車が走っていないときは静かですが、1台でもトンネルに入ってくるとゴゴゴゴと地下鉄や貨物列車のような音が鳴り響きます。
府屋交差点を右折し、羽越本線を横断。その先に府屋駅があります。特急「いなほ」の停車駅です。ちなみに府屋駅の出入口は海側(国道7号側)にはありません。高校時代に勝木駅から府屋駅まで歩いたときはこのことを知らず、海側でゆっくりしていたら列車に乗り遅れそうになりました。
府屋の町を通過。
府屋駅を過ぎたら再び国道7号を北上。縦長の標識に「日本国登山口……」と書かれているように、近くに日本国という名前の山があります。
ここを右折。この先、国道7号の陸橋を潜ると鼠ヶ関の集落に入ります。
鼠ヶ関の集落は新潟県と山形県に跨っています。写真中央の交差点を過ぎると山形県です。
この通り、県境を通過。新潟県は長かったです。関越ウォークの三国峠から14日かかりました。
山形県に入るとすぐに「古代鼠ヶ関址および同関戸生産遺跡」の石碑があります。鼠ヶ関は蝦夷防備のために設けられた関所で、これと白河関、勿来関を合わせて奥州三大古関といいます。ここでは10〜12世紀の遺跡が発掘されており、関所だけでなく鉄、塩、須恵器の生産施設もあったことが分かっています。
近世の関所はこちら。先程の古代の関所から1kmほど北に進むとあります。古代の「鼠ヶ関」に対して近世の「念珠関」と表記が変わっていますが、どちらも「ねずがせき」と読みます。江戸時代初め頃に設置され、明治5年(1872年)に廃止されました。
近世念珠関から国道7号を北上。県境を越えたあたりで天気が良くなりました。
小岩川で国道7号のルート変更の跡(?)を発見。今の国道7号と同じくらいの幅で、黄色いセンターラインも残っていました。
大岩川からあつみ温泉駅までは国道7号ではなく並行する交通量の少ない道を歩こうと思いましたが、
駅まであと少しのところでトンネルが通行止め。
一旦国道7号に出て、この日本海東北道(あつみ温泉IC)の案内がある交差点を右折。ちなみにICがここより少し南(大岩川の内陸)にあり、国道7号を北上してきた自動車にとっては少し遠回りですが、その場合も大岩川の集落の狭い道は通らずにこの交差点からICにアクセスするのが推奨です。
その先すぐの信号で左折し、あつみ温泉駅に到着。今回はここまでです。