羽越ウォーク ~After Mikuni~ 8. あつみ温泉駅〜湯野浜温泉
2021年5月4日(火・祝)
国道7号 / 県道50号 / 国道112号
距離: 25.7km
経路: 羽越ウォーク ~After Mikuni~ 8. あつみ温泉駅〜湯野浜温泉 - Google マイマップ
あつみ温泉駅からさらに北上。この日は朝から晴れていました。
駅から少し進むと「奥の細道 芭蕉宿泊の家」があります。ここが出羽路最後の宿で、芭蕉はここに泊まった後、越後路を進みました。
国道7号を進むと立岩が見えてきます。50m強の高さがあります。ここにマルバシャリンバイが自生しているのですが、日本海岸の北限自生地のため、県指定天然記念物となっています。
立岩の麓に矢除神社があります。景行天皇の時代の東北制圧の際にここで戦闘があり、矢を除けるのに立岩が活用されたという話が伝わっています。
立岩から少し進むと塩俵岩。塩俵を積み重ねたような形をしています。
五十川駅の少し手前。車は左のトンネル、歩行者は右のトンネルを通ります。右のトンネルは羽越本線の旧線跡らしいです。
鬼かけ橋の石碑です。鬼かけ橋はこの近くの海岸にあった岩組で、街道の難所でした。
小波渡、三瀬を通過したところで国道7号とは一旦お別れ。左折して県道50号に入りました。
坂を下ると由良の漁村に入ります。
由良海水浴場にて、恵姫と美凰がマスクをしていました。この姉妹は、593年に都から船で逃れてきた蜂子皇子をこの海岸に招き入れたと言われています(八乙女伝説)
由良海岸の沖合には白山島があり、橋を渡って行くことができます。
橋を戻って砂浜を進みました。川が何本か砂浜を横切っているので注意。
砂浜の終わりが近づいてきたら県道50号に上がりました。そこからは再び県道に沿って進みました。
油戸漁港を過ぎると歩道が右から左にシフトするポイントがありました。写真では分かりませんが、左の歩道はこの写真を撮った辺りから始まっています。交通量は多めでしたが、隙を見つけて無事横断しました。
加茂水族館の近くにある荒埼灯台からの眺め。遠くに見えるのは鳥海山です。翌々日まで歩いてあの山の麓に到達してから帰宅する予定。先は長いです。
加茂港。北前船の寄港地でした。
海沿いの道をさらに進むと湯野浜の温泉街に入ります。湯野浜温泉は、天喜年間(1053〜58年)に亀が温泉で傷を癒しているのを地元の漁師が発見したのが始まりと言われており、古くは「亀の湯」と呼ばれていました。ちなみにこの日のスタートのあつみ温泉には、鶴が温泉で傷を癒しているのを木こりが発見したという似たような話があります。
湯野浜温泉バス停がこの日のゴール。ロータリーの中央の足湯に浸かってバスを待ちました。