しがさかのブログ

関越・羽越ウォーク(神奈川県〜秋田県)の記録など

羽越ウォーク ~After Mikuni~ 10. 酒田駅〜小砂川駅

2021年5月6日(木)

国道7号 / 国道345号

距離: 26.7km

経路: 羽越ウォーク ~After Mikuni~ 10. 酒田駅〜小砂川駅 - Google マイマップ

 

この日のスタートは酒田駅。少し歩いて本間美術館の前の交差点に出たら右折し、県道42号を進みました。

 

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跨線橋の上から鳥海山を撮影。2日前の加茂を歩いていたときと比べて大分近づきました。

ここは羽越本線と酒田港線の分岐点にも近く、羽越本線は写真に写っているように跨線橋の右側を並行し、酒田港線は跨線橋の下を通って酒田港に行きます。

 

跨線橋から下りたら左折。しばらく住宅地を進みました。

 

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住宅が途切れるとこんな感じ。左側の林には万里の松原という名前が付いています。

 

国道112号に出たら右折。少し進むと国道7号が右から近づいてきます。

 

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右側に写っている高架が国道7号です。この交差点の少し先で合流します。

 

国道7号は合流してからしばらくは4車線ですが、宮海海岸口交差点の先で2車線に減ります。宮海橋を渡ると酒田市から遊佐町に入ります。

 

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旧青山本邸。明治時代に北海道でニシン漁をして成功を収めた青山留吉が故郷に建てた邸宅です。この日は休館日だったので翌日に見学したのですが、建物が立派なだけでなく、展示品も充実していました。

 

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旧青山本邸を過ぎると右から日本海東北自動車道が近づいてきます。現在はこのすぐ先の遊佐比子ICから象潟ICまで途切れていますが、2026年度までに繋がる見通しが立てられています。

 

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さらに進むと風車が立ち並んでいるのが見えてきます。遊佐風力発電所です。

 

道の駅鳥海ふらっとの先の交差点を左折。国道7号から一旦外れて国道345号を進みました。

 

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少し進むと月光川を渡ります。この先しばらくは鳥海山の麓が日本海に接しており、鳥海山とはこんな感じの距離感が続きます。

 

吹浦駅の裏を通過すると海沿いに出ます。ここでは出羽二見、十六羅漢岩、釜磯海岸に立ち寄りました。

 

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まずは出羽二見。三重県の二見浦では大注連縄で結ばれた2つの岩(夫婦岩)を見ることができるのですが、それになぞらえて出羽二見と呼ばれています。二見浦の夫婦岩では岩の間から昇る朝日が有名ですが、出羽二見では岩の間に沈む夕日を見ると幸せになれると言われています。

 

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次は十六羅漢岩。羅漢など合計22体の仏像が岩場に彫刻されています。1864年石川寛海和尚が民衆の救済と海難者の供養、海上安全祈願のために彫刻を発願し、1868年に全22体が完成しました。

彫刻された仏像の他、大きな石の上に小さな石が乗ったものも多く見られました。これらも仏様なのでしょうか?

 

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釜磯海岸では砂浜や岩場から水が湧き出ているのを確認しました。これは海水ではなく鳥海山からの地下水で、舐めてみましたがしょっぱくなかったです。また、海水より少し冷たかったような気がします。

 

その後も海沿いの道を北上。女鹿駅付近で国道7号に出ました。女鹿漁港付近で右折。この先の三崎峠越えは少し内陸を通ってショートカットする道を選びました。

 

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山の中を進むと日本海東北自動車道の工事現場が見えてきました。将来は掘割を高速道路が通り、その上に一般道の橋がかかっている様子が想像できます。

 

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三崎峠を越えて坂を下っている途中で山形県から秋田県に入ります。特に目印は見当たりませんでしたが、この写真の辺りが県境です。

 

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国道7号に出ると「秋田県史跡 三崎山旧街道」の標柱があります。三崎山旧街道は羽州浜街道の一部で、現在の国道7号のように海岸近くを通って三崎峠を越えていました。ちなみに今回通った内陸の道は明治時代にできた道で、三崎山旧街道よりは新しく、国道7号よりは古いです。

 

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国道7号を700m進んでから左折し、小砂川の集落に入りました。黒い瓦屋根の家が多いのが印象に残りました。

 

上浜郵便局の先で右折し、小砂川駅に到着。今回はここをゴールとしました。

3日前の朝は越後寒川駅にいました。長い距離を4日連続で歩いたことはこれまでなかったのですが、計画通り山形県を丸々歩き切って秋田県に入ったので達成感がありました。

この先の秋田県の道がどのようになっているのか気になりましたが、酒田に戻って一泊し、翌日帰京しました。