羽越ウォーク ~After Mikuni~ 15. 岩城みなと駅〜土崎駅
2022年4月30日(土)
国道7号 / 県道56号
距離: 27.1km
経路:
羽越ウォーク ~After Mikuni~ 15. 岩城みなと駅〜土崎駅 - Google マイマップ
ここからは2022年のGWに歩きました。
岩城みなと駅からスタート。
駅から少し歩くと並走する羽越本線と国道7号が見えてきます。この先、君ヶ野川を渡る手前で国道7号に出ました。
国道7号を進み、道川駅前を通過。
勝手川のすぐ手前を左折すると「日本ロケット発祥記念之碑」があります。ここにはかつて東京大学生産技術研究所の秋田ロケット実験場があり、1955年から1962年までの間に80機以上のロケットが打ち上げられました。日本で初めてロケットが打ち上げられたのはここからです。
記念碑より先に進むとすぐに海に出ます。この道川海岸からロケットが打ち上げられていました。
記念碑と海を見た後は再び国道7号を進みました。
国道7号と県道56号の分岐点まで来ました。直進すると国道7号で、この先は「下浜道路(愛称: 下浜サンセットロード)」という名前が付いています。2020年3月に開通したバイパスです。一方、右折すると県道56号です。下浜道路の旧道で、2022年4月1日(このウォーキングのおよそ1か月前)に国土交通省から秋田県へ移管されるまではこちらも国道7号でした。
下浜道路にも興味を惹かれましたが、ここは距離の短い県道56号を選びました。
分岐から少し進むと下浜道路と交差。高速道路のような立派な橋です。
写真左側に写っている風車にはJRのロゴマークが入っています。JR秋田下浜風力発電所です。JR東日本が最初に設置した風力発電所で、2016年12月に運用を開始しました。
下浜駅前を通過。
下浜道路を潜った先のこの交差点を右折し、踏切を渡りました。県道56号とは一旦お別れです。
その先はしばらく細い道が続きます。線路と並んで林の間を通り抜けるこの風景が気に入りました。
踏切を渡ると前方に赤と白の塔が見えてきます。大森山に立つ、各テレビ局の電波塔です。
丁字路に出たら右折。再び県道56号を進みました。
路肩に立っている反射板付きのポールに国道7号のマークが残っており、ここもかつては国道7号だったことが分かります。なお、現在の国道7号はもっと海側を通っており、「秋田南バイパス(愛称: はまなすロード)」という名前が付いています。
天吉食堂で天重を食べた後も県道56号を進み、日吉神社前交差点のすぐ先を左折しました。
日吉神社からの通りで古代の人物と和歌が書かれた絵を発見。「佐竹三十六歌仙」を元とした、秋田公立美術工芸短期大学の学生の作品です。全36枚が路上に展示されています。
雄物川と、
臨海十字路交差点に出ました。車線数の多い交差点で、特に国道7号上りがこの交差点の手前で分岐を繰り返して車線数を2から6(左折2+直進2+右折2)まで増やしているのが印象的でした。
(来た方向を振り返って撮影)
国道7号を北上し、市立体育館前交差点を右折。丘を登って秋田城跡に立ち寄りました。
秋田城は古代律令国家が設置した日本最北の地方官庁です。まずはこの外郭東門を潜りました。この門は発掘調査の結果を基に復元したものです。
次に水洗厠舎を見学しました。個室の中まで入ることができます。この水洗厠舎も復元したものです。
東大路を通って政庁へ。幅12mの広い道です。
政庁に入り、秋田城の中心となる建物、正殿の跡を見ました。こちらは基礎(?)だけでした。
秋田城跡の見学を終えて道路に出ました。道路を跨いでいる橋は秋田城跡の史跡公園(ここまで見てきた部分)と資料館を結んでいるのですが、この月(2022年4月)に開通したばかりでした。
丘から下りて土崎臨海十字路交差点で国道7号に出ました。
土崎みなと歴史伝承館を見学。土崎の歴史や文化に関する展示があります。高さ11.5mの巨大な曳山(「土崎神明社祭の曳山行事」で用いる山車)を間近に見ることができ、閉館時刻が近かったので回転するところも見られました。また、日本最後の空襲、土崎空襲(1945年8月14日夜〜翌15日未明)の展示に力が入っているように感じました。
回転して館外の方を向いた曳山です。閉館した後も外から鑑賞できるようになっています。
国道7号を少しだけ進み、土崎消防署入口交差点を右折。土崎神明社の側を通り、土崎駅に向かいました。
土崎駅です。ここがこの日のゴール。続きは翌日に歩きました。